ビタミンB−12の供給は一様では無い

ヘルスリサーチレビュー「健康と栄養の最新知識とその重要な役割についての情報提供月刊誌」
(3月号Volume4, No.3より要約翻訳)


ビタミンB−12の供給は一様では無い

 アメリカ人の40%がビタミンB12欠乏症に等しいという発表がクリニカルジャーナルオブニュートリション誌に掲載された。B12が欠乏すると悪性貧血や感覚が無くなったり、バランスが取れなくなったり、痴呆症の危険も引き起こします。又心臓病や脳血管破裂等の危険も考えられる。

 調査は米国農務省食料調査機関職員でもありジーンタフツ大学のジーンメイヤー氏とこの道の第一人者キャサリンタッカー博士によって20代から80代の3,000人を対象に行われた。

 全てのビタミンB12の欠乏症の人がそう診断を下されたわけではありません。なぜならどこまでが本当の欠乏症なのか明確な区切りがないからです。今のところ、148pmol/l以下を欠乏症とみなしています。若い世代がB12の吸収が難しいと言われていますが、その理由ははっきりしません。処方箋無しで購入できる制酸剤の使用が考えられます。それは胃酸を中和するからです。1週間に4回以上、良質のシリアル食を食べさせると良い結果が得られました。

 ステーキには多くのB12が含まれていますが、吸収面から考えるとシリアルやチーズサンドイッチの方が吸収しやすいのです。

 多くの人が肉からB12を得ようとしますが実際は他の食材のほうが容易に体内に吸収できるのです。



けんこう通信トップへ