アロエベラ

〜この記事は、米国LPI社のヘルス・リサーチ・レビューを翻訳したもの抜粋です。〜



 アロエ・ベラ種の植物から作られた飲み物は今日ひじょうに人気が出てきていますが、それには正当な理由があります。植物に含まれているさまざまな植物性栄養素に対する理解が深まってきている現在、人気が出るのも当然のことなのです。アロエ・ベラは、植物性栄養素の金鉱脈といっていいほど、いろいろな成分を含んでいます。

このような植物性栄養素を濃縮しそっくり保存できる、LPI社独自の特許を取得した加工法のような低温加工法の採用によって、身体によい栄養をそっくり含んだアロエ・ベラのドリンクができあがることになります。

 アロエ・ベラを毎日飲むと、直腸までにいたる消化管の健康に役立つだけでなく、全身の健康に役立ちます。エロエ・ベラを日常的に飲んでいる人たちの多くが、元気が出て調子がよくなった、と述べています。

 この類まれな植物の利点をフルに得られるようにするためには、アロエ・ベラ・ドリンクの生産にあたり、葉全体の栄養を逃さず取り込めるように、細かい注意を払って加工をおこなわなければなりません。最新の研究によれば、葉の内側のジェルに含まれる成分のみに価値があるのではなく、葉の外側に含まれるいくつかの成分にも価値がある、ということです。


アロエベラの様々な効用

 アロエベラは、健康に役立ついくつもの要素が含まれている植物であり、それこそ聖書が書かれた古の昔から、何千何百という世界中の人たちが、民間療法に愛用してきました。サン・アントニオにあるテキサス大学健康科学センターで行なわれた4年ごしの研究で得られた成果のうち、主要ないくつかの発見は、控え目に言っても”エキサイティング”と言うべき大発見です。この研究によると、アロエを与えられた動物たちは、ふつうより長生きしたのみならず、ある種の健康上の問題を抱えていたとしても、その負担がずっと緩和された、というのです。”アロエ・エイジング・スタディ”という名で知られるようになったこの研究は、”アロエ・バルバデンシス”種の植物の葉からとられたジェルをエサとして与えられた動物たちにあらわれた効果を実証した、初めての長期研究でした。

 この研究のディレクターをつとめた、サン・アントニオにあるテキサス大学健康科学センター生理学教授のビュン・パル・ユー博士は、長年アロエ研究に取り組んでおり、今回の研究に先立って、アロエベラに含まれている強力な抗酸化成分を特定することには成功していました。今回の研究は、同研究で主任研究員をつとめた生理学準教授のジェレマイア・T・ハーリヒー博士によると、「世界全体を見ると、アロエのジェルを外用する人より、内服する人のほうが多いので、実際にはどういった効用があるのか、我々がその率先してその解明に着手しようではないか」ということで始まったそうです。

 生理学準教授のユージ・イケノ医学博士は、アロエを与えられたラット群を死後に調べ、彼らが病理学的にどうなっていたかについて研究しました。そこで発見されたのは、「死の誘因となる要素のうち複数の要因が通常より低いレベルのままだったのです。ですから、生前に与えられていたアロエが病理学的な負荷を減らしていた可能性がある」ということでした。アロエのジェルの中のいったい何が実験動物の健康を守る効果を発揮したのかをつきとめるには、さらなる研究をしなくてはなりません。研究者たちは、ヒトをはじめとする哺乳類がアロエベラを摂取した場合の効用を実証するのに役立つ基礎研究を、すでに開始しています。

 アロエベラには、種々の微量要素、酵素、カルシウムやマグネシウムをはじめとするミネラル、ムコ多糖類、ペプチド、その他が含まれており、身体の自然な代謝プロセスをサポートする数々の栄養素の、まさに宝庫である、ということが、知られているのです。


アロエベラの健康維持効果

栄養の金鉱脈

 アロエのファミリーには、200種以上もの近縁種の植物が属しています。その一種であるアロエベラは、4,000年以上にわたって幅広く利用されてきましたが、近年、科学者たちによって、さらなる関心が寄せられるようになりました。この植物には、育つと、長さ4フィート、重さ5ポンドにもなる葉がつきます。アロエは亜熱帯植物で、大量の水を必要とします。そしてこの水分を、葉の内側に詰まっている、一般に”アロエジェル”と呼ばれるゼリー状の物質の中に貯蔵します。このジェルに、大量の水溶性栄養分が含まれているのです。そして他の部分には、また別のいろいろな成分が含まれているのです。

 アロエベラは、200以上もの天然栄養物質を含む、豊かな栄養供給源です。これらの成分には、20種類のアミノ酸、8種類の酵素、9種類のミネラル、植物ステロール類、単糖類、多糖類、抗酸化成分、ビタミンA、C、E、B群、糖蛋白、その他の物質が含まれます。アロエベラは、実際、健康によい植物由来栄養素分の金鉱脈なのです。これらの成分は、相互作用によってとてつもない効果を上げるので、それはオーケストラのさまざまな楽器の音がお互いに相乗効果を上げるのと似ている、と描写する人たちもいるほどです。

 このアロエの葉は、身体の細胞が健康に育つのにいいさまざまな効力を、長年にわたって人類に提供してきました。アロエベラの生の葉には、また初期の頃商品化されたものもそうでしたが、黄色い液状の”アロイン”と呼ばれるラテックス成分が含まれており、古くから下剤として利用されてきました。昔は、このアロイン製剤を”アロエ”と呼んでいたので、消費者の間でも、業者間でも、またお役所の文書でもしばしば混乱が起きました。今では、高品質のアロエ製品はアロインを除去してあるので、緩下効果をおそれることなく、気軽にアロエの葉全体の効力を取り入れることができるようになりました。


葉の加工処理

 最終製品が劣化しない安定した品質を持っているかどうかは、加工処理技術によって決まりますので、どんな技術を使って加工するかが何より大事です。内服用の製品の場合は、この点は特に重要です。アロエジェルは、そのままの状態だと、採取した後すぐに劣化が始まるので、質も成分もそのままに保つことは困難です。初期のころの加工技術では、効能の80%を失っていたかもしれません。

 1970年代の半ばになると、初期の加工技術では台無しにされていたあのジェルの重要な効力を失うことなく葉全体を活用できる方法が編み出されました。それまでは、葉の内側のジェルしか使われていませんでした。というのも、不要だと思われていた皮の部分に含まれる成分を抽出するノウハウがなかったからです。ライフプラスでも使われている、新しい”全葉処理”では、ジェルだけでなくこの植物全体に含まれる生物学的な活性を、そっくり取り出すことができます。しかも、アロインやアロエ・イモディンは取り除かれます。こうすることで、どちらの面から言っても最上のものが手に入るのです。ライフプラスのアロエベラ・ドリンクであるクランベリー・ベバレッジとハイポテンシー・ジュースを調合したウィリアム・コーツには、合衆国特許が下りました。彼は、アロエベラ産業においてさまざまな開発を行なってきたチャンピオンともいうべき薬剤師で、もっとも信頼のおける、効能の高い、安定した製品を生み出すのに欠かせない、たくさんの新しいコンセプトを確立してきました。彼はまた、アロエベラのさまざまに異なる複数の側面について書かれたいくつかの書籍の著者でもあります。


“X”システム

 アロエ濃縮製品の効能の違いは、通常、“X”という用語を使って示されます。これは、何倍に濃縮したか、ということを示す言葉です。たとえば、ポット1杯分の紅茶をいれるとします。沸騰させて水分の大半をとばし、紅茶の成分を10倍にまで濃縮したら、それは10X濃縮である、というふうに言うわけです。残念ながら、このような”X”による表示は混乱の元で、製品のラベルによっては、不正確に使われていることさえあります。たとえば、製造業者が、”10X”のアロエジェル濃縮液を10%しか使っていない製品のラベルに「10Xアロエジェル含有」と表示しても、法的には何の問題もないのです。当然のことなながら、これでは、ほんの少しだけ10Xが使われているだけであとは水で薄めてあったのだとしても、製品全体が高度な濃縮液であるかのような印象を与えることになってしまいます。

 葉全体を使うというファクターは、別の側面も示しています。葉全体には、ジェルに含まれている成分以外の物質もたくさん含まれているからです。従って、葉全体を使った場合には、”X”ファクターが指す意味も違ってこなくてはおかしいでしょう。また、内容がどれだけドロッとして濃いかを示しているのだと解釈したとしても、”X”評価でわかるのはアロエの成分の一部が含まれているということだけで、200もの成分がすべて含まれているかどうかはわかりません。こうした混乱を避けるには、アロエ製品を提供しているメーカーが得ている評判や、自分で製品を利用して得た体験をあてにするのが一番です。ここではっきりさせておきますが、ライフプラスはラベル表示に”X”評価システムを採用していません。


食物サプリメントとしてのアロエベラ

 アロエベラの内服利用については、数々の印象深い研究論文が、主要な大学や研究グループから、山のように発表されてきました。1日あたり2〜8オンス飲むようにすれば、アロエベラのドリンクが胃の粘膜を守り、消化を助け、結腸のすべりを良くし、さらには傷あとなどの細胞が健やかに成長するのを助けてくれるのを実感できるでしょう。アロエベラは、元気を与え全身的な活力を支えてくれる万能トニックでもあります。そのまま飲んでもよし、水やジュースに混ぜてもよし、サプリメントを飲み下すのに利用してもよし、というわけで、どんな飲み方をするのにも向いている、実に素晴らしいドリンクです。動物を使った一連の研究では、腎臓や心筋の機能の維持、凝血力、一般的な細胞の成長力、正常な細胞の増殖力、血糖値、免疫システム、そして寿命を伸ばすことに至るまで、健康に役立つ効果があるらしい、ということが示唆されています。ごく最近になって、科学者たちは、アロエベラには身体のコラーゲンを健やかに保つ機能もある、ということまで理解するようになってきています。アロエベラは、運動選手やスポーツ愛好家など、今の高い活動のレベルを維持したいと考える人々の間で、幅広い関心を呼ぶようになりました。


国際アロエ科学評議会

 国際アロエ科学評議会というのは、非営利の商取り引き組織で、我々がアロエと呼ぶ特殊な素材に関して、品質保証用の評価基準を設定するために創立されたものです。天然の形態のまま利用される植物であるアロエベラには、いろいろと重要な効き目があることが、有史以来、伝統的に証明されてきました。人々は、何世紀もの間、アロエベラの葉を肌に貼りつけたり、あるいは内服したりしてきたのです。

 このようなアロエの持つさまざまな利点をそっくり活かしたまま製品化するというのは、簡単なことではありませんでした。なにしろ、ひとくちにアロエの有効成分というけれど、全部で200種以上もの成分が含まれているらしいのです。しかも、これらの成分は、それぞれアロエの違った部位に違った量ずつ含まれているのです。また、どういう技法を使って製品を作るかにより、せっかくのいくつかの良い成分が劣化したり、効力を失ったり、微生物混入によって汚染されたりしがちでした。それだけでなく、アロエの葉には、アロエイモディンとかアロインといった、望ましくない成分も含まれています。その上、これまで”アロエ入り”と銘打って製品化されたものの中には、水、モルト・デキストリン、希釈剤、カルシウム、その他の添加物が混入された粗悪品と呼ぶしかないような代物も、なかったとは言えないのです。

 食物サプリメントとして、これまでよりいっそう幅広くアロエが活用される見込みが出てくるに従って、品質保証のため、一定の評価基準を設定する必要が出てきました。年を追うごとに、ますます多くの商品がマーケットに登場するようになるにつれて、国際アロエ科学評議会(IASC)のような団体の結成が、緊急の課題として浮上してきたのです。この非営利の組織では、商品として流通させるアロエベラ製品をターゲットとしたいくつかの評価基準を設定してきました。商品が国際アロエ科学評議会の要求する条件を満たすためには、メーカー側は、特定の種類のアロエだけを、特定の技法で収穫し、加工しなければなりません。そして、最終製品には、いくつかの特定成分が、特定の比率で含まれていなければなりません。IASCは、アロエの葉、最終製品、製造技法、そして製造設備までをチェックするのです。

 IASCが設定した厳しい条件に適ったメーカーには”認定証”が与えられ、国際アロエ科学評議会の「アロエ成分ならびに純性を証するシール」を使用することができます。認定証は1年間のみ有効で、毎年チェックを受けて更新しなければなりません。IASCでは、アロエベラに関する科学的研究や出版活動をスポンサーしたり、その宣伝を行なう他、全米食品医薬品局やその他の標準機関に対し、アロエベラに関する資料やガイダンスを提供しています。店頭でアロエ製品を買うとき、国際アロエ科学評議会のシールが付いた商品を購入するようにすれば、消費者は、間違いなく良質のアロエベラ製品を入手することができるのです。


LPIとアロエベラ

 この貴重な植物に含まれる植物由来栄養素群の質をそっくり守るため、あらゆる努力がなされています。葉全体を非加熱処理したものだけを用いるこの方法は、合衆国特許第5,356,811号によって保護されています。アロエベラ・クランベリー・ベバレッジハイポテンシー・ドリンク(*)の両方とも、品質安定処理がなされ、酵素やその他の変化しやすい成分をそのまま保持しています。味も飲みやすく、品質、安定性、製法が規定に適っていること、そしてアロエベラ由来の代表的な2種類の貴重な抗酸化成分と元気のもとになるハーブ類が含まれていることが、国際アロエ科学評議会によって認定されています。

(*)-現在は以下の製品ラインアップになっています。

   ●アロエベイションズ ウィズ クランベリー(クランベリー入りアロエジュース)
      
   ●アロエベイションズ ウィズ マイタケ (マイタケ入りアロエジュース)
      
   ●アロエベイションズ ウィズ ジンセン (朝鮮ニンジン入りアロエジュース)
      
   ●アロエベイションズタブレット
      



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